野生動物リハビリテーター第14期生が誕生しました

野生動物リハビリテーター第14期生が誕生しました

リハビリテーター2級養成講座認定式の様子

2018年9月9日(日)、夢見ヶ崎動物公園内で野生動物リハビリテーター2級養成講座の認定式が行われました。第14期となる今回の講座では新たに21名のリハビリテーターが認定されました。

「野生動物リハビリテーター」とは、人為的な原因により傷ついた野生動物の救護・野生復帰や生息環境の改善につながる啓蒙活動を行う市民です。学生から研究者・獣医師まで様々なバックグラウンドを持つ人々が活動しています。海外では獣医師や動物施設と連携し幅広い活躍の場があるそうですが、日本国内ではまだあまり知られていません。

神奈川県では、特定非営利活動法人野生動物救護獣医師協会神奈川支部(WRV神奈川支部)がその教育やその後の活動支援を行なっています。同団体は今年で14年目になりますが、今回のリハビリテーターは夢見ヶ崎動物公園のサポーター制度とのコラボレーションで誕生しました。このように、公共の動物園とWRVが連携してこうした研修に取り組むのは全国でも珍しいことだそうです!

野生動物リハビリテーター第14期生が誕生しました

写真提供=夢見ヶ崎動物公園

神奈川県で傷つき救護される野生動物の数は特に多く、全国1位、全体の約1割を占めているといわれており、生態系や環境保護の観点からも様々な課題が浮き彫りになっています。
14期リハビリテーターの皆さんは、今後、夢見ヶ崎動物公園を中心とし、神奈川県内の他施設などでも活動を実施する予定です。

関連情報

WRV神奈川・とまり木
公式サイト:http://wrv-kanagawa.net/

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