ワカケホンセイインコ

きれいな緑色の体に赤いくちばし。長いしっぽがとってもおしゃれ。 オスの首には黒とピンクのリング模様があるよ。
ワカケホンセイインコってどんな鳥?
ワカケホンセイインコは、インドやスリランカを原産とするインコの仲間です。学名は Psittacula krameri manillensis。北緯20度より南の地域に分布する亜種で、オウム目インコ科ホンセイインコ属に分類される鳥類です。英語では Indian Rose-ringed Parakeet などと呼ばれます。
適応力がとても高く、世界の各地で野生化していることで知られる鳥です。都市部にもよく生息し、日本でも東京をはじめとする街なかで、緑色の群れを野鳥のように見かけます。
からだの特徴
体は目のさめるような緑色。くちばし(嘴)は赤く、尾羽がとても長いのが特徴です。全長は約40cmと、インコの仲間では大きいほうで、体重は115〜140gほどあります。
雄(オス)は、首のまわりに黒と赤紫の輪のような模様があります。これが「ワカケ(輪掛け)」という名前の由来です。メスやわかい個体には、この輪がありません。
群れでのくらし
昼間に活動し、社会性がとても高く、大きな群れで行動します。夜は数百羽から数千羽が集まってねぐらをつくることもあります。鳴き声は「キュルル」と甲高く、遠くまでよく響きます。
食べものは、種子や果実、花のつぼみなど。ときには農作物を食べて農家を困らせることもあります。繁殖期には木のうろ(穴)に巣をつくり、キツツキの古い巣穴を利用することもあります。
日本で野生化したインコ
ペットとして手ごろな値段で販売され、人気のあった鳥です。飼われていた個体が逃げ出し、日本では1960年代ごろから関東地方を中心に野生化しました。国立環境研究所の侵入動物データベースによると、1969年から東京都23区の南西部にすみつき、数百羽の規模で定着したと記録されています。
現在は、東京都・神奈川県・埼玉県を行動圏とするグループ、千葉県のグループ、群馬県前橋市のグループなどが知られ、その分布は少しずつ広がっています。こうした外来種は、在来の鳥と巣穴をめぐって競合するなど、生態系への影響が心配されており、各地で研究も進められています。
寿命(じゅみょう)
とても長生きで、飼育下では30年ほど生きることもあります。
近いなかま
同じ仲間には、オオホンセイインコやダルマインコなどがいます。どれもアジアにすむ、よく似たインコの仲間です。
参考にした主なサイト
- IUCN Red List「Psittacula krameri」: https://www.iucnredlist.org/species/22685441/132057695
- Animal Diversity Web(ミシガン大学動物学博物館)「Psittacula krameri」: https://animaldiversity.org/accounts/Psittacula_krameri/
- 国立環境研究所 侵入生物データベース「ワカケホンセイインコ」: https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/
- 公益財団法人 日本鳥類保護連盟「ワカケホンセイインコとは」: https://jspb.org/











































