フサオマキザル

フサオマキザルの写真

手先が器用で力持ち。とっても頭が良くて
道具を使ったりもできるんだ。

英名:Tufted Capuchin
学名:Cebus apella
分類:脊索動物門 > 哺乳綱 > 霊長目 > オマキザル科

フサオマキザルってどんな動物?

頭に黒い毛のかたまり(ふさ)があることから、「フサオマキザル」とよばれるサルです。南アメリカの、アンデス山脈より東がわ、コロンビアやベネズエラからアルゼンチンの北まで、広いはんいにすんでいます。オマキザルのなかまの中でも、いちばん広い地いきにすみ、いろいろな森でくらせる、たくましい動物です。

からだの特徴

体重は1.3〜4.8kgくらいで、オスのほうがメスより3わりほど大きく育ちます。毛の色は、明るい茶色からからし色、黒っぽいものまでさまざまで、肩やおなかは少し明るい色をしています。

頭のてっぺんには、ぼうしをかぶったような黒い毛があり、耳のよこにも黒いふさがあります。ほおには、もみあげのような黒い毛ものびています。しっぽは物をつかむことができ、ふだんはくるりと丸めて持ち歩きます。がっしりした体つきで、あごの力がとても強いのも特ちょうです。

食べもの

いろいろなものを食べる動物です。おもにくだものを食べ、そのほか葉っぱや種、木のしん、たまご、虫、は虫類、鳥、小さな動物まで食べます。食べ物が少なくなるかわいた時期には、ヤシの木のしんが大切な食べ物になります。ガサガサと音を立てながら、いきおいよく食べ物をさがします。

くらしとなかま

昼に活動し、木の上を四本の足でとび回ったり登ったりします。8〜15頭ほどの群れでくらし、その中心にいるのはメスたちです。メスは一生同じ群れに残りますが、オスは大人になると生まれた群れをはなれていきます。群れをまとめるのは、いちばん強い一頭のオスです。

自分のおしっこを手につけて体にこすりつけ、においをつける行動をします。鳴き声には、なかまをよぶ声、けんかをやめさせる声、あぶないと知らせる声など、いくつかの種類があります。

赤ちゃんと成長

赤ちゃんが生まれる決まった時期はなく、一年をとおして生まれます。おなかの中で育つのは150〜160日ほど。ふつう一度に1頭が生まれ、出産は一年に一回ほどです。母親が中心になって育てますが、ほかのメスが世話を手伝うこともあります。大人になるのは、メスが4才、オスが7才ごろです。

寿命(じゅみょう)

とても長生きなサルで、野生でも40年ほど、動物園などでは45年ちかく生きることもあります。

数が減っている?

フサオマキザルは、IUCN(自然を守る国際的な組織)で「低懸念(LC)」とされています。アマゾンではもっともよく見かけるサルといわれるほどで、今すぐ絶めつする心配は少ない動物です。子どもを育てる力が強く、いろいろな森でくらせるので、きびしい環境にも強いのです。ただし、ブラジル東部の森にすむ一部のなかまは、数が減って心配されています。

参考にした主なサイト

公式情報『ゆめみにゅーす』の紹介

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VOL.51 ピックアップ動物

南米の霊長類とも呼ばれるほど頭がよく、同じ群れの中で行動をまねて共有することもあることが知られています。 7月に仲間入りした♂マキオは♀ワカメとお見合いののち同居を開始したものの、お互いそんなに触れ合うわけでもなく、距離を保っていますが、冬になって寒さのためか、お互い近くにいることも多くなってきました。 マキオは夢見の環境に慣れるに従い、色々といたずらが多くなってきました。老朽化したシャッターを壊し、南京錠をサル舎の外に放り投げ、つい先日は重い排水マスの蓋を開け、漬物石を底に放り投げてしまいました。投げ入れた先が深くて人間では取れないね…と話していた矢先、自力でまたその石を取り出してしまう怪力ぶりを見せた時は、その能力の高さに恐れも抱きました。 そんなマキオに、もし子どもが生まれたら、これらのいたずらも教えるかもしれません。怖いような、見たいような…。ともかく、距離の縮まった2頭の繁殖がうまくいくのを、今は楽しみに見守ろうと思います。

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VOL.49 オマキのマキオです

7 月2日、栃木県にある那須ワールドモンキーパークから、フサオマキザルのオス・マキオがやってきました。 来た日、翌日は給餌や清掃で部屋に入った職員の顔を踏み台にして逃げ回っていましたが、今ではだいぶ慣れ、手渡しでエサを受け取るようにもなりました。ゆくゆくはお隣のメスと夫婦になってもらうことが目的ですが、まずはゆっくりこちらの環境に慣れてもらいたいと思います。 人見知りで、なかなかお客さんの前に出ていかないことも多いですが、気長に見守り、もし姿を現したら優しく声をかけていただければと思います。おそらくちょっと怖い顔で口をイーっとしたり、顔を手で隠したりすると思いますが、怒っているわけではないので…。

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VOL.40 獣医の日記

この冬は暖冬でしたが、暖かくなるのも心なしか早く、動物たちの春の渡りやうごめきも早いような気がします。 暖かくなると出てくる動物のひとつが蚊です。今年は4月半ばには飛び回っておりました。 蚊に刺されるとかゆくて不快なだけでなく、衛生害虫と呼ばれ、蚊が媒介する病気が深刻です。人間ではデング熱や日本脳炎などのウイルスが有名ですが、赤血球に寄生するマラリア、血管に寄生するフィラリアなどの寄生虫も運びます。血を吸われるときに、病原体を動物に感染させていくので、水場が多く、屋外で過ごす動物が多い動物園にとっては嫌な存在です。しかし、たとえばフィラリアであれば、蚊に刺されて動物の体の中に侵入した子虫を薬で殺すことができるため、レッサーパンダたちは蚊の季節は毎月1回薬入りのリンゴを食べることで健康を保っています。現在 4頭いるパンダのうち、3頭は上手にりんごを片手でつかんで食べるのですが、ケイコはまだまだ下手っぴなため、薬を上手に食べられるか心配です。ただし、血を吸わない種類の蚊もいます。血を吸う種類であっても、メスが産卵準備の時期に吸うだけです。それも、気温が15℃を超えてこないと吸血しないと言われています。…とわかっていても、飛んでいるのを見るだけで警戒してしまうのですが。 ちなみに、リスザルやオマキザルたちは、しばしば涼しい顔をして蚊を片手でキャッチしています。動体視力も反応の速さも、かないません。

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