アカアシガメ

アカアシガメってどんな動物?
足に赤やオレンジ色のうろこがあることから、「アカアシガメ(赤足亀)」とよばれる、陸でくらすリクガメのなかまです。
すんでいるのは、南アメリカのアンデス山脈より東側の、広い地域です。北はコロンビアのあたりから、南はアルゼンチンの北の方まで。パナマやトリニダード島などにもいます。森やサバンナ(草原)でくらし、とくにしめった森をこのみます。あなをほるのはあまりとくいではないので、どろっとした場所はさけます。
からだの特徴
こうら(せなかの甲)の長さは、大きいもので51cmほどになります。こうらは、こげ茶色から黒っぽい色で、一枚一枚のうろこ(もよう)のまん中がうすい色、外側が金色っぽい茶色になっています。
いちばんの特ちょうは、なんといっても足。足やしっぽのうろこは、黄色から赤みの強いオレンジ色をしていて、これが名前のもとになりました。オスのほうがメスより大きく育ちます。生まれたばかりの赤ちゃんは、こうらの長さが4〜4.5cm、体重は22〜30gほどの、手のひらサイズです。
食べもの
いろいろなものを食べます。雨の多い時期にはよく熟したくだものを、かわいた時期には花をたくさん食べます。そのほか、葉っぱやキノコ、くき、動物の死がい、ときには砂を口にすることもあります。
くだものを食べたアカアシガメは、種をフンと一緒に遠くまで運びます。そのおかげで、あちこちで新しい植物が育ちます。森の「種まき係」として、大切な役わりをはたしています。
くらしとなかま
昼に活動する動物で、あまり遠くまでは動かず、のんびりとくらします。
オスは、相手をさがすきせつになると、ニワトリのような「コッコッ」という声を出します。頭を上下にふったり、オスどうしで体をぶつけ合ったりして、メスをめぐってきそいます。
赤ちゃんと成長
大人になるのは、だいたい5才ごろ、こうらの長さが20〜25cmくらいになったころです。
一度に2〜15個のたまごを産みます。産む時期は6月から9月ごろ。たまごがかえるまでには、117日から158日と、とても長い時間がかかります。親はたまごや赤ちゃんの世話をせず、生まれた赤ちゃんは、はじめから自分の力で生きていきます。
寿命(じゅみょう)
野生でどれくらい生きるのか、くわしい記録はまだよく分かっていません。
数が減っているアカアシガメ
森が切りひらかれてすみかがなくなったり、食べるためやペットにするためにたくさんつかまえられたりして、その数は各地で減っています。
このカメは、IUCN(自然を守る国際的な組織)ではまだ正式なランクがつけられていません。ただし、国と国とのやりとりを見はる「ワシントン条約(CITES)」の附属書IIにのっていて、勝手な取り引きができないよう見守られています。
参考にした主なサイト
IUCN Red List / CITES(ワシントン条約)附属書II 掲載種
Animal Diversity Web(ミシガン大学動物学博物館): https://animaldiversity.org/accounts/Chelonoidis_carbonaria/











































