ワオキツネザル

シマシマのしっぽを高くあげて、
とびはねて歩くのが大好き。
ブラウンキツネザルたちと
仲良くいっしょにくらしているよ。
ワオキツネザルってどんな動物?
アフリカの東にうかぶ大きな島、マダガスカル。ワオキツネザルは、そのマダガスカル島南部の、乾燥した森だけにすむ生きものです。マダガスカルの自然を代表する、人気者のひとつです。
名前は、輪のもようがある長い尾(輪尾)に由来します。キツネのような顔つきから「キツネザル」と呼ばれ、あわせて「ワオキツネザル」となりました。キツネザルのなかまは高い枝でくらすものが多いのですが、この動物はよく地面におりて移動します。キツネザルのなかでも、いちばん地上ですごす時間が多い種です。
しっぽと見た目の特徴
いちばんの目印は、なんといってもしっぽです。白と黒がぐるりと交互にならんだ、しま模様。体よりも長く、ふさふさしています。木の上ではバランスをとるのに使い、地面を歩くときには尾を高く立てて、仲間に居場所を知らせる旗のようにも使います。
体の毛は灰色で、おなかは明るい色。顔も明るく、目のまわりの濃いもようが目印です。大きさはネコくらいで、体重は2kgほど。見た目より軽いですね。
くらしとなかま
6〜30匹ほどの群れをつくってくらします。おもしろいのは、群れのリーダーがメスだということ。オスよりもメスのほうが強く、食べ物や休む場所を先に選べます。
多くのキツネザルは夜に動きますが、ワオキツネザルは昼間に活動します。朝には、みんなで並んですわり、おなかを太陽に向け、手足を広げて日光浴をします。体を温めてから一日が始まる、ヨガのポーズのような姿です。
仲間とは、鳴き声やにおいでコミュニケーションをとります。オスの手首には、においを出す腺があり、そのにおいをしっぽにこすりつけて振り合い、どちらが優位かを競うこともあります。
食べもの
食べ物のはばが広い、食いしんぼうです。とくに好きなのは、タマリンドという木の実などの果実。葉や花も食べ、ときには昆虫も口にします。いろいろなものを食べる雑食です。
数が減っているワオキツネザル
ワオキツネザルは、IUCNのレッドリストで絶滅危惧種(EN)に指定されています。世界の野生の数は、大きく減少しています。
畑や炭を作るために森林が切られ、すみかがせまくなっていること。ペットとして売るために捕まえられること。これらが数を減らす大きな原因です。
貴重なこの動物を守るため、生息地の保護や、動物園での取り組みが進められています。夢見ヶ崎動物公園(川崎市)をはじめ、日本の動物園でも、その姿を見ることができます。
参考にした主なサイト
- IUCN Red List「Lemur catta」: https://www.iucnredlist.org/species/11496/115565760
- Animal Diversity Web(ミシガン大学動物学博物館)「Lemur catta」: https://animaldiversity.org/accounts/Lemur_catta/
- National Geographic「Ring-tailed lemur」: https://www.nationalgeographic.com/animals/mammals/facts/ring-tailed-lemur
- New England Primate Conservancy「Ring-tailed Lemur」: https://neprimateconservancy.org/ring-tailed-lemur/











































