チリーフラミンゴ

チリーフラミンゴの写真

羽はきれいなピンク色。
バレリーナみたいに片足で立ったまま寝るんだ。
カメ、カルガモたちと仲良くいっしょにくらしているよ。

英名:Chilean Flamingo
学名:Phoenicopterus Chilensis
分類:脊索動物門 > 鳥綱 > フラミンゴ目 > フラミンゴ科 > フラミンゴ属

チリーフラミンゴってどんな動物?

チリーフラミンゴは、南アメリカにすむ大型の水鳥で、フラミンゴの一種です。うすいピンク色の羽をまとった、動物園でも親しまれている鳥。ここでは、その色のひみつや生態を紹介します。

からだの特徴

全長は1mをこえる大型の鳥で、首と脚がとても長いのが特徴です。羽はうすいピンク色、脚は灰色で、関節だけが赤くなっています。くちばしは「へ」の字のように中ほどで曲がり、内側にはラメラという細かいくしのような部分がならんでいます。

なぜピンク色なの?

フラミンゴのピンク色は、生まれつきのものではありません。エサにふくまれるカロチノイドという色素が、羽を色づけています。ひなの羽は灰色で、成長しながらだんだん鮮やかなピンク色へと変わります。色素が足りないと、白色に近くなることもあります。

食べものと食べ方

おもに、水中の藻類や、エビなどの甲殻類を食べます。頭をさかさまにして水につけ、くちばしのラメラで水ごとすくい、必要なものだけをこし取ります。

くらしと生息地

塩分をふくむ湖(塩湖)やアルカリ性の湖、海に近い沿岸などにすみ、アンデス山脈では標高4,500mの高地でも見られます。こうした環境で数百〜数千羽の大きな群れをつくって生活し、群れで行動します。片足で立つ姿もよく見られ、体温を逃がさないためと考えられています。

子育てと繁殖

繁殖期には大きなコロニーをつくり、泥をかためた巣に、たった1つの卵を産みます。オスとメスのペアが協力して、26〜31日ほど温めます。ひなには、親が出す「フラミンゴミルク」という栄養たっぷりの分泌物をあたえて子育てします。

フラミンゴの仲間

フラミンゴは世界に6種います。アフリカからヨーロッパ南部、アジアのインドまで広くすむオオフラミンゴ(ヨーロッパフラミンゴ)、アメリカ大陸のカリブ海やフロリダにすみ、もっとも紅色が濃いベニイロフラミンゴ(Phoenicopterus ruber)などが知られています。

夢見ヶ崎動物公園のチリーフラミンゴ

夢見ヶ崎動物公園でも飼育・展示されています。野生下では準絶滅危惧(NT)とされる鳥で、飼育下の姿を通して、その生態を身近に感じることができます。

参考にした主なサイト

公式情報『ゆめみにゅーす』の紹介

発行 
VOL.57 ピックアップ動物

チリ、アルゼンチン、ボリビアなど中南米の湖(塩湖)や海岸などで時に数千羽単位にもなる群れを作り生息します。高山にも生息し、藻類や甲殻類などのプランクトンを水ごと口に含み、櫛のようなものがついた嘴で濾しとって食べます。羽毛の赤みはプランクトン由来なので、動物園ではプランクトンの色素を含んだフラミンゴ専用のフードを与えています。 時々「膝の関節が逆向きだ」と言われているのを聞きますが、見えている足の関節は踵の部分なので逆ではありません。ヒトで足の甲にあたる部分がとても長いだけで、膝や大腿は羽毛に埋もれています。 とても警戒心が強く臆病なので、いつも顔を見ているはずの飼育担当が餌を与えに展示場に入った時ですら、群れで一斉に離れていきます

発行 
VOL.42 フラミンゴ舎改修中

フラミンゴの池の上には網が張ってあったのですが、ゆるんだり切れたりして隙間が開いてきました。その隙間を狙ってカラスやムクドリがフラミンゴの餌をくすねに来るのですが、その量がかわいらしいものではなくひどい、ということで、侵入防止にテグスを張り始めました。資金が無いので、飼育の合間を縫ってすべて手作業。また、カラスやムクドリに餌をとられっぱなしで反撃もできないことからも分かるように、警戒心が強く臆病なフラミンゴのストレスになりすぎないよう、1日1時間が作業の上限です。 完成する前から、野鳥たちは警戒して近づかなくなりました。フラミンゴも少しは快適になったかな?

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