アルダブラゾウガメ

ガラパゴスゾウガメにつぐ世界最大級のリクガメ。
とっても長生きなんだ。うるんだひとみでじっと見つめるよ。
アルダブラゾウガメの特徴と生態
アルダブラゾウガメの基本情報
アルダブラゾウガメは、世界でもっとも大きなリクガメのひとつ。体がとても大きく、オスの大人では体重が200kgをこえることもあります。長い首やがっしりした足、丸く大きな甲ら(こうら)が特徴です。寿命もとても長く、100年以上生きる個体もめずらしくありません。
住んでいる場所
アルダブラゾウガメは、インド洋にある「セーシェル」という島国の中の、アルダブラ環礁(かんしょう)という場所にすんでいます。そこはとても暑く乾燥したところで、岩や草地、低木のしげる場所などが広がっています。この地域は保護区になっており、野生のアルダブラゾウガメは特別に守られています。
食べ物
アルダブラゾウガメは、植物を主に食べる草食動物(そうしょくどうぶつ)です。野生では、草、葉っぱ、くだもの、木の実などを食べています。時には地面に落ちた木の枝や、サボテンのような植物をかじることもあります。
子育てと繁殖(はんしょく)
アルダブラゾウガメは、あたたかい季節になるとオスとメスが交尾(こうび)をして、メスが卵をうみます。1回に5〜25個ほどの卵をうめることがあります。卵は白くて丸い形をしていて、メスは地面にあなをほって、そこに卵をうみ、土をかぶせてかくします。
ふ化(ふか)までは数か月かかり、その間、卵は太陽のあたたかさであたためられます。生まれたばかりの子ガメは手のひらにのるくらいの大きさですが、そこから何十年もかけて、ゆっくりと成長していきます。
参考文献
- 世界自然保全連合(IUCN)のレッドリスト https://www.iucnredlist.org/species/9010/12949962
- スミソニアン国立動物園 https://nationalzoo.si.edu/animals/aldabra-tortoise