フサオマキザル

手先が器用で力持ち。とっても頭が良くて
道具を使ったりもできるんだ。

英名:Tufted Capuchin
学名:Cebus apella
分類:脊索動物門 > 哺乳綱 > 霊長目 > オマキザル科

原産地など

南米、アンデス山脈東側の南緯20度以北の亜熱帯林と熱帯林に広く住んでいます。

樹上生活に適応し、木の枝に尾を巻きつけられるように進化したため、オマキザルと名付けられました。

大好物の熟した果実を求め、10頭前後の群れで生活しています。

とても頭の良いサルで、遊びの行動があったり道具を使うことが知られています。

関連情報

出典

川崎市ホームページ

公式情報『ゆめみにゅーす』の紹介

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VOL.51 ピックアップ動物

南米の霊長類とも呼ばれるほど頭がよく、同じ群れの中で行動をまねて共有することもあることが知られています。 7月に仲間入りした♂マキオは♀ワカメとお見合いののち同居を開始したものの、お互いそんなに触れ合うわけでもなく、距離を保っていますが、冬になって寒さのためか、お互い近くにいることも多くなってきました。 マキオは夢見の環境に慣れるに従い、色々といたずらが多くなってきました。老朽化したシャッターを壊し、南京錠をサル舎の外に放り投げ、つい先日は重い排水マスの蓋を開け、漬物石を底に放り投げてしまいました。投げ入れた先が深くて人間では取れないね…と話していた矢先、自力でまたその石を取り出してしまう怪力ぶりを見せた時は、その能力の高さに恐れも抱きました。 そんなマキオに、もし子どもが生まれたら、これらのいたずらも教えるかもしれません。怖いような、見たいような…。ともかく、距離の縮まった2頭の繁殖がうまくいくのを、今は楽しみに見守ろうと思います。

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VOL.49 オマキのマキオです

7 月2日、栃木県にある那須ワールドモンキーパークから、フサオマキザルのオス・マキオがやってきました。 来た日、翌日は給餌や清掃で部屋に入った職員の顔を踏み台にして逃げ回っていましたが、今ではだいぶ慣れ、手渡しでエサを受け取るようにもなりました。ゆくゆくはお隣のメスと夫婦になってもらうことが目的ですが、まずはゆっくりこちらの環境に慣れてもらいたいと思います。 人見知りで、なかなかお客さんの前に出ていかないことも多いですが、気長に見守り、もし姿を現したら優しく声をかけていただければと思います。おそらくちょっと怖い顔で口をイーっとしたり、顔を手で隠したりすると思いますが、怒っているわけではないので…。

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VOL.40 獣医の日記

この冬は暖冬でしたが、暖かくなるのも心なしか早く、動物たちの春の渡りやうごめきも早いような気がします。 暖かくなると出てくる動物のひとつが蚊です。今年は4月半ばには飛び回っておりました。 蚊に刺されるとかゆくて不快なだけでなく、衛生害虫と呼ばれ、蚊が媒介する病気が深刻です。人間ではデング熱や日本脳炎などのウイルスが有名ですが、赤血球に寄生するマラリア、血管に寄生するフィラリアなどの寄生虫も運びます。血を吸われるときに、病原体を動物に感染させていくので、水場が多く、屋外で過ごす動物が多い動物園にとっては嫌な存在です。しかし、たとえばフィラリアであれば、蚊に刺されて動物の体の中に侵入した子虫を薬で殺すことができるため、レッサーパンダたちは蚊の季節は毎月1回薬入りのリンゴを食べることで健康を保っています。現在 4頭いるパンダのうち、3頭は上手にりんごを片手でつかんで食べるのですが、ケイコはまだまだ下手っぴなため、薬を上手に食べられるか心配です。ただし、血を吸わない種類の蚊もいます。血を吸う種類であっても、メスが産卵準備の時期に吸うだけです。それも、気温が15℃を超えてこないと吸血しないと言われています。…とわかっていても、飛んでいるのを見るだけで警戒してしまうのですが。 ちなみに、リスザルやオマキザルたちは、しばしば涼しい顔をして蚊を片手でキャッチしています。動体視力も反応の速さも、かないません。

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