VOL.64 ピックアップ動物

野生種のマーコールやアイベックスなどの他、家畜として古くから世界中で飼育されており、様々な品種があります。 蹄には硬い弾力性があり、木や岩のわずかな取っ掛かりを吸い付くように捉え、うまく登り降りしたりそのまま安定して静止していたりします。 当園の家畜ヤギたちは現在オスのタンゴ、メスのライとユベシの3頭です。 タンゴは血気盛んにスパーリングの態勢を取ったりぐいぐい押してきたりしますが、本気でかかってくることはなく、また相手になる者の顔を見分けており、そうでない者には遊びをねだることもありません。 若い頃は怒りっぽく人を寄せ付けたがらなかったライは10歳を超えて性格が丸くなり、スキンシップを取りたがることも多くなってきました。 ユベシは常にマイペースで周りのヤギやヒトの動きに動じることなく好きなタイミングで好きな場所に行って反芻し、清掃用の竹ぼうきのはねた枝を器用に鼻に突っ込んではくしゃみをしています。 最近職員手作りでやぐらを新調し、まだ慣れないヤギたちの行動が少しずつ大胆になっていく様を、我々も楽しく観察しているところです。

📢 新着情報