VOL.51 ピックアップ動物
南米の霊長類とも呼ばれるほど頭がよく、同じ群れの中で行動をまねて共有することもあることが知られています。 7月に仲間入りした♂マキオは♀ワカメとお見合いののち同居を開始したものの、お互いそんなに触れ合うわけでもなく、距離を保っていますが、冬になって寒さのためか、お互い近くにいることも多くなってきました。 マキオは夢見の環境に慣れるに従い、色々といたずらが多くなってきました。老朽化したシャッターを壊し、南京錠をサル舎の外に放り投げ、つい先日は重い排水マスの蓋を開け、漬物石を底に放り投げてしまいました。投げ入れた先が深くて人間では取れないね…と話していた矢先、自力でまたその石を取り出してしまう怪力ぶりを見せた時は、その能力の高さに恐れも抱きました。 そんなマキオに、もし子どもが生まれたら、これらのいたずらも教えるかもしれません。怖いような、見たいような…。ともかく、距離の縮まった2頭の繁殖がうまくいくのを、今は楽しみに見守ろうと思います。